クレジットカードのキャッシングとは?利用方法・返済方法・注意点を解説!

クレジットカードのキャッシングとは?利用方法・返済方法・注意点を解説!

クレジットカードのキャッシング

クレジットカードで使えるキャッシングと、利用方法・返済方法についての注意点

キャッシュレス生活にはクレジットカードが欠かせません。日本では一度もキャッシングをした経験のない方も多くいらっしゃいますが、今やほとんどのクレジットカードにキャッシング機能が付帯されていると言っても過言ではありません。また、消費者金融系のクレジットカードは、早くからキャッシングの分野を牽引して来たパイオニアです。

最近、これらのクレジットカード業界でも、AIやIoTの技術革新でキャッシュレス化への変化が見られます。今回は、クレジットカードのキャッシングとは何か、利用方法や返済方法、注意点などをご紹介します。

クレジットカードのキャッシングとは?

クレジットカードのキャッシングとは?

キャッシングは、ゆうちょ銀行を含めて地方銀行・都市銀行・コンビニのATMなどで利用されています。

大手のショッピングセンターなどの商業施設には多くのATMが設置され、各クレジットカード会社に提携しているキャッシングがこれらのATMで利用できます。また、テーマパーク・空港・鉄道構内・役所・病院・大学・企業などに設置されているATMでも使用できるので便利です。ただし、ご利用前にはATM付近に掲示する「ご利用可能な提携会社一覧」などでクレジットカード会社の提携先を確認しておきましょう。

クレジットカードのキャッシングの利用方法

クレジットカードのキャッシングの利用方法

ここでは、キャッシングを利用するにあたって、ATMでの基本操作をご紹介します。

  1. キャッシング/クレジットカードなどのボタンでの表示を押すと暗証番号を入力する画面に移動します。
  2. 事前にクレジットカード会社に登録している4桁の暗証番号を入力します。
  3. 希望の借入金額を入力します。
    千円単位や万単位での引き出しが可能なATMもあります。金額を指定して利用できるのは紙幣のみです。
  4. 一括払いもしくはリボルビングの選択をします。最後に利用明細票の有無を選択します。
  5. 紙幣の取り出し口が開くので取り出します。

投入したカードや利用明細票(必要選択の場合)も出てきますので忘れずに取り出しましょう。

クレジットカードのキャッシングの返済方法

クレジットカードのキャッシングの返済方法

キャッシングの場合は消費者金融系が先行していますが、ショッピング機能はありません。そして、ショッピング機能を持つクレジットカードでもショッピングの場合とは違い、2回払いやボーナス払いの取り扱いは不可となります。

また、ショッピングリボの場合は利用者の都合に合わせて随時の増額や減額が可能です。実は、キャッシングの場合でもこれを千円単位で可能としているクレジットカード会社があります。クレジットカードを選択する場合には、返済単位も考慮した上で検討しましょう。

クレジットカードのキャッシングの返済方法

通常、翌月一括返済がキャッシングの一般的な返済方法です。キャッシング初心者の方には、理解しやすい返済方法でしょう。最初は少額での借り入れが多く、翌月1回払いの短期支払いの場合、例えば、利息が18%のキャッシングの場合でも、その利息負担が少なく見えるなどあまり気にならない程度だからです。

このケースでは「借入金額+利息」が引き落としとなります。
1万円を金利18%で借りて一括返済の場合、10,000円×18%×30日/365日=15円なので、15円が利息になります。

繰り返し利用する場合は、金利は高くなりますがキャッシングのリボ機能が便利です。リボルビング方式ですと毎月の返済が一定になるからです。ショッピングリボでは立て替え払い契約に基づく手数料(法律上の利息ではない)のため、利息制限法・出資法の適用外です(ただし、経済産業省の通達・自主規制等で事実上は15~20%で納まっています)。

ところが、キャッシングは利息であるところから、利息制限法などの適用を受けます。これは、ショッピングの信販系などの利用明細を見るとハッキリ分かることです。こちらはショッピングリボ優先ではありますが、キャッシング利用明細とは別欄もしくは別ページに記載して発行しています。また、この方法では借入金額残高に応じた「元金+利息」が毎月の支払いとなります。

ただしキャッシングリボの場合、ボーナスなどの臨時に入ったお金ができてどうしても今回限りの増額や全額の返済をしたいケースもあるでしょう。リボの金利は高めなので、任意返済は効果的です。

また、ATM利用の場合は各社の事情から任意返済ができないクレジットカードもあるので注意しましょう。つまり、ATMで任意返済が可能なケースでは、クレジットカード会社に連絡した上で振り込みする必要があるというわけです。

任意返済は随時可能ですが、随時返済月分の返済も当然必要になります。あくまで任意の返済額であり、毎月分の約定返済とは別物です。約定返済が延滞になることはくれぐれも注意しましょう。リボ払い専用クレジットカードを発行して、そのカードに限りATMでの任意返済を可能としているカード会社もあります。

消費者金融系などのCMでよく見られるのが「30日間無利息」「簡易審査」、他にも「最短30分」「5万円なら180日間も」などがあります。緊急にお金が必要になり、PCやスマートフォンなどで午前中に借り入れをして、その日のうちに無利息で返済するといったことは消費者金融系の画期的なノウハウです。また、こうした消費者金融系は貸金業法の総量規制などの対象外である銀行系のグループに入り、ローン残高の拡大を果たしてきました。

技術革新でクレジットカードのキャッシングに変化も?

ところが最近、銀行においては自主規制の方向転換の兆しが見られます。これらの消費者金融系から一線を引き、銀行系も審査に人工知能(AI)の導入などで新たな展開を模索しているようです。利用者にとってこの技術革新は、ますます目が離せません。今後、よりスピードが増し、かつ借り過ぎのない融資商品の登場も期待できます。

リオ五輪が開催された2016年には、国際ブランドのVISAが指輪型の決済端末を開発しました。リオ五輪用に開発して、実際選手に使用させたのです。VISAとしても世界各国の選手に愛用してもらったことで大きなアピールとなり、大きなメリットとなったのではないでしょうか。

また、経済産業省は2020年の東京五輪までに全量IC化を目標とすることを発表しています。これを考えると、東京五輪までにどこまで変化するかは想像がつきません。もしかすると、クレジットカードそのものが消える時代もすぐそこなのかもしれません。日本でも、モバイルVISA(非接触型決済)など携帯端末をかざすだけで買い物ができるようになりました。

しかし、日本からお札やコインが消えて、ビットコイン(仮想通貨)などの電子マネーの他、お金に代わるものが流通するようになった場合でも、キャッシングなどの借り入れのしくみはすぐには消えることはないでしょう。

クレジットカードでキャッシングする際の注意点

クレジットカードでキャッシングする際の注意点

クレジットカードの「ショッピング」と「キャッシング」には大きな違いがあります。典型的なケースは、クレジットカード会社と利用者の中に立つ加盟店の存在とその手数料の有無です。キャッシングの場合、利用者個人とクレジットカード会社が直接の契約関係者となります。クレジットカード会社の収益も手数料ではなく、すべてが金利となります。

従って、基本的には適用される法律も変わりますが、法律は最後にして今度はキャッシングする際の注意点を見て行きましょう。

クレジットカードのキャッシング利用期間と支払日の確認

クレジットカードのキャッシング利用期間と支払日

クレジットカード各社の事情により利用できる期間には違いがありますが、支払日も同様です。給料日前に支払日が到来した場合などでは、返済を補充するために追加で借り入れをすることも考えられます。このケースの場合、リボ払いとあまり変わらない状況となります。

また、各クレジットカード会社には支払日の異なる複数のカードを提供しているケースもありますので、支払日が合わないからと判断する際には他社のカードを検討する前に確認が必要です。

支払日が給料日の後になるクレジットカードを作ることも1つの方法と言えるでしょう。リボ払いに変更できるカードの場合、とりあえず返済方法をリボ払いに切り替えた上で低利のカードローンに乗り換えるのも良いかもしれません。また、「ショッピング」「キャッシング」「カードローン」などうまく組み合わせて生活に適した返済日を選択し、返済額の負担を軽くしましょう。

翌月一括払い日にお金が間に合わない場合には、利用期間の締め日の後に借り入れを検討しましょう(借入日の調整で返済日を次回にできます)。仮に締め日が15日の場合を考えてみましょう。このケースでは16日に利用すれば、翌々月の支払日まで先延べが可能です。カードローンなどに頼らなくて済みます。

一括返済もしくはリボ払いの選択

一括返済もしくはリボ払いの選択

リボ専用払いカードの場合は別ですが、場合によってはATM操作の最後に「一括返済」もしくは「リボルビング方式(リボ払い)」の選択が可能です。例えば、ショッピング枠が利用できない場合に「今回はボーナスなど資金的に余裕があり一括にしよう」「今回は車の修理代が高くついたので分割にしよう」といった場合です。また、日々の生活で意外と多い交際費ですが、一括で引き出しをして分割返済する方法がリボ払いになります。

小遣いを恒常的に先取りして給料やボーナスなどで補充する方は、リボ払いがおすすめです。ただし、その場合ボーナスが減額されたり支給されなかったりすることもあるということも想定しておきましょう。また、他の用途にお金が必要になる場合もあります。リボ払いの割高感を経験された場合には、低利のカードローンの効果がよく理解できるでしょう。

リボ払いでは、利用額の増減に応じて毎月返済額も増減します。つまり、毎月の利用残高に合わせた残高スライド方式での返済となります。クレジットカード会社にもよりますが、千円単位、もしくは万円単位もあるでしょう。この場合、増額などした場合も基本的には同じ単位となります。ただし、このリボ払いには結構高めの利息が発生します。次の項目では関連する法律についてご紹介します。

クレジットカードのキャッシングにおける法律

クレジットカードのキャッシングにおける法律

実は、キャッシング枠も年収の1/3を超えると貸金業法の総量規制の対象となります。ノンバンク系のカードローンと同様です。銀行も自主規制に踏み切りつつあります。そこで、低利の銀行などのカードローンに乗り換えるタイミングでは、利用していないキャッシング枠でさえもカウントされますので、その際には既存の使用していないカードを解約するなども検討しましょう。

賃金業法に関わる年収などの変更は、クレジットカード会社は自動的には行ってくれません。バイト収入の学生さんが就職した場合や、転職して年収が減った場合などはご自身で内容変更を早めに行いましょう。

キャッシングの場合は、利息制限法(最大20%)に抵触する場合には不当となるケースもあります。また、ショッピングでのリボ払い利用した場合とは違い、キャッシングのケースでのリボ払いには適用されます。これは、キャッシングのリボ払いは利息とされるために利息制限法の対象となるからです。また、出資法の上限金利の20%を超えての契約や実際20%以上の利息を受領もしくはその支払いを要求した者にも刑事罰が適用されます。

つまり、このキャッシングリボの場合は過払い金の請求対象となります。ただし、請求をする場合には時効に注意しましょう。最後に返済した日より10年以内であれば請求可能です。この場合は専門の弁護士さんに相談することをおすすめします。

クレジットカードのキャッシングは収支バランスに注意

今回はクレジットカードのキャッシングについてご紹介しました。

消費者金融系にはショッピング機能はなく、早くからこのキャッシング機能とカードローンのみを取り扱ってきたパイオニアとも言えます。つまり、この分野でのノウハウの蓄積による社会貢献度も非常に大きいものがあります。他のノンバンク系や銀行系の中でも申し込みから借り入れまでの時間が一番短く、従前より無人機による発行などでこの分野をリードしてきました。

このように技術革新はクレジットカード業界にも否応なしに影響を及ぼします。ただし、変わらないこともあります。昔、1万円札の肖像画でおなじみの福沢諭吉はデビットを借方、クレジットを貸方と訳し、西洋流の会計学の導入に貢献しました。この会計学の示す貸借のバランスは不変です。

木村 正人
木村 正人

ファイナンシャル・プランナ-、CFP®、GLGカウンシルメンバ-
FP1-オフイス21 代表(http://fp1-office21.com/)

ライフプラン&マネ-に関するコンサルティングから金融・財務など法人まで、コンサルティングを行う。全国信用組合月刊誌、みずほリサーチ&コンサルティング専門書、そのほか「一般・経営者」向けコラムなど原稿執筆実績あり。

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