バイクローンでバイクを購入したい!審査が通らないときの対処法

バイクローンでバイクを購入したい!審査が通らないときの対処法

バイクローンでバイクを購入したい

バイクローンの審査基準と通らないときの対処法とは

バイクに乗るのが憧れ、という方は少なくありません。学生の頃に読んでいた漫画に出てきたバイクに乗りたい方もいるでしょうし、子供の頃に白バイの警察官に憧れた方もいるでしょう。モータースポーツやバイクのレースを見て、いつかはバイクを手に入れたいと思う方もいます。働いてお金を貯めていつかバイクを買う、そんな夢を持ち続けるのもいいでしょう。

しかし、夢を夢のままで終わらせずに実現する方法があります。その1つがバイクローンです。バイクローンを活用すれば、今まで夢として考えていたバイクを手にすることができます。どんなバイクにするか、納車されたら誰とどこへ行こうか……もしかすると、新しい出会いもあるかもしれません。

そこで今回は、バイクを購入するための1つの方法であるバイクローンについてご紹介します。

バイクローンとは?

バイクローンとは?

バイクローンとは、バイクを買う人のために金融機関が販売しているローン商品の1つです。

ローンには、大きく分けて「フリーローン」「目的別ローン」があります。

フリーローンとは、お金を借りるときに目的のいらないローンのことで、どんなことにお金を使っても良いとされています。

もう1つの目的別ローンは、目的以外の使途にお金を使うことを許されていません。目的別ローンには、自動車を買うための「マイカーローン」、家を買うための「住宅ローン(マイホームローン)」、教育資金に使う「教育ローン」などがあります。バイクを買うためのローンであるバイクローンも、目的別ローンの1種です。

金融機関によっては、マイカーローンという名称で自動車とバイクどちらの使途にも使って良いローンもあります。ですから、金融機関によっては「バイクローン」と伝えてもマイカーローンをすすめられる場合もあります。

バイクローンの審査基準

バイクローンの物的審査基準

「バイクローンを使う」ということは、バイクを買うためのお金を借りるということです。お金を借りると、後々借りたお金を利息付きで返すことになるため、「収入があること」が条件となります。つまり、働いているかどうかが重要なのです。

バイクローンに限ったことではありませんが、一般的に、ローンを借りる際には金融機関が借りる本人の審査を行います。

どのような基準をもとに審査を行うかというと、金融機関が独自に決めている「こんな人にはバイクローンを貸しても良い」「こんな人にはバイクローンを貸してはいけない」などという基準に則った審査です。まずは、そのような基準に合致しているかどうかを確認するのです。

バイクローンの人的審査基準

例えば、ある金融機関のバイクローンでは利用者の審査基準として下記の項目が挙げられていました。

  • 申し込み時の年齢(20歳以上であること)
  • 前年の税込み年収の金額(実際には、「○○万円以上あること」と具体的な金額が書かれています)
  • 定職・定収入があること

※審査基準は金融機関ごとに異なります

この審査基準の場合、18歳で仕事に就いている人は定職と定収入はありますが、年齢が20歳未満ということでバイクローンを使うことができません。ただ、金融機関によっては親の同意や親が連帯保証人になることなどの審査基準をクリアすれば、未成年であってもバイクローンを借りることができる可能性があります。

高校生の場合はすべての審査基準に当てはまらないため、バイクローンを借りることはできません。

また、20歳以上で定職・定収入があっても、年収が審査基準に満たない場合は審査が通りません。年収が審査基準に含まれている理由は、バイクローンの借入金を返済できるかどうかを年収で判断しているためです。バイクローンの借入金返済は生活費の余剰分で支払うものですから、年収が低い場合は「日常生活だけで精一杯で、返済する余力がない」とみなされることがあります。年収が足りない場合は、年収を増やす努力が必要です。

高校生、大学生、フリーターの方で年収が200万円~300万円ある場合は、バイクローンを借りられる可能性は残りますが、定職という審査基準で審査に通らない場合があります。

定職・定収入があることというのも、返済の実行に関する重要な審査基準です。

定職とは正社員として雇用されていて、社会保険にも加入していることを意味します(アルバイトはすぐに辞めることができますので、定職とはいえません)。

そのため、大学生は20歳を超えていても定職・定収入がないので審査結果は厳しいものとなるでしょう。

バイクローンの物的審査基準

金融機関によっては、「どんなバイクを誰から買うのか」という審査基準を設けている場合があります。その場合は人的審査基準以外にも物的な審査基準をクリアする必要があります。

こちらも、ある金融機関における審査基準です。

  • 排気量が251CC以上であること
  • 新車、中古車いずれも可
  • 個人間の売買ではないこと
  • 無店舗業者からの購入ではないこと
  • 仕事に使うものではないこと
  • 車検証のコピーを提出できること

※審査基準は金融機関ごとに異なります

排気量が250CC以下のバイクを買いたい場合、上記のバイクローンは排気量の部分で引っかかってしまうため、対象外となります。新車と中古車はどちらでも構いません。

「個人間の売買」というのは、例えば知り合いから買うことを指します。販売店を通じて購入する場合でないと、バイクローンが使えないということです。

「無店舗業者からの購入ではないこと」というのは、通信販売など、実際の店舗を持たずに商品の販売を行っている業者からの購入ではないこと、という意味です。実際の店舗がある業者から購入する場合でないと、バイクローンを申し込むことはできません。

「仕事に使うものではないこと」という審査基準については、意外に思う方もいるでしょう。仕事でバイクを買う場合は、事業用のローンでお金を借りることになります。目的別ローンは個人が自分の生活で使うためのお金を融通するローンです。仕事のためのローンとなると金利も審査の基準も大きく変わってしまうため、バイクローンでまかなうことはできないのです。

ただ、私生活用として買ったバイクをたまに仕事にも使う、ということであれば、使途を「日常生活用」としておけば大きな問題になることはないでしょう。

バイクローンの種類による審査

バイクローンは、人的審査と物的審査の他に、書類審査もあります。

  • 本人確認書類(免許証、パスポート、健康保険証、住基カードなど)
  • 収入確認書類(源泉徴収票、確定申告書の写しなど)
  • 資金使途確認書類(見積書、注文書、請求書など)

まずは、バイクローンを申し込んだ人が、借りることを希望している本人であるかどうかの確認が行われます。自分が借りたいのに友達が手続きの手伝いをしてくれる場合もあるかもしれませんが、原則は本人が申し込みをします。そのため、申込者が本人であることを証明できる書類を提示することになります。

収入確認書類は、前年(前年の1月1日から12月31日まで)に収入がいくらあったのかを確認するための書類です。源泉徴収票には勤務先も記載されていますので、バイクローンの申込書に書いた勤務先と、源泉徴収票に記載のある勤務先の名称は同じであることが必須となります。転職した場合などは、直近の給与明細の提出や勤続証明書などの提出が必要になるかもしれません。

資金使途確認書類は、例えばバイクが200万円なのに250万円貸すことになっていないか、きちんと存在している店舗から購入しているか、バイクの金額に誤りはないかなどをチェックするためのものです。

バイクローンのその他の審査

人的審査、物的審査、書類審査の他にも審査はあります。ここでは便宜的にその他の審査ということにしています。下記に該当すると、借りることが叶いません。

  • 差し押さえなどを受けている
  • 税金の滞納をしている
  • 信用を失墜させたことがある
  • 日本国籍を保有していない、または永住者でない
  • 他の借金が予定通りに返済されていない
  • 保証会社の保証を受けることができない

これらがどういう意味かをご紹介します。

まずは「差し押さえ」について。差し押さえは、過去に借りた借金の返済ができていないことを意味します。「差し押さえを受けているならバイクローンを貸しても返済してもらえない」と金融機関に判断されることになるでしょう。

「税金の滞納」は、あらゆる返済に優先します。税金が払えない人は、バイクローンの返済ができないとみなされます。

「信用を失墜させたことがある」にはいろいろな考え方がありますが、最もわかりやすいのは、過去の借り入れやクレジットカードの支払いができないなどの経験があることです。借金やクレジットカードの支払いができない人にはお金を貸したくないのが金融機関の本音です。

「日本国籍を保有していない、または永住者でない」場合、知らぬ間に音信不通になってしまうなどのリスクがあるため、審査が通りません。返済期間の途中でいなくなられては困りますので、日本国籍を持っているか定住者であるか、ということを求めているのです。

「他の借金が予定通りに返済されない」というのは、バイクローンに限らず、カードローンの返済やクレジットカードの支払いが予定通りにできなかった過去があるかどうかを指します。このような過去がある場合は、バイクローンの返済に悪影響があるとして審査が通らない原因となります。

「保証会社の保証を受けることができない」については、一般的には問題ないと思われます。断られるとしたら、1~5の項目が原因となることが多いでしょう。

バイクローンの審査が通らないときの対処法

バイクローンのその他の審査

バイクローンの審査が通らない場合は、審査基準を満たす必要があります。人的審査、物的審査、書類審査、その他の審査を振り返って、どうすれば審査に通るかをお伝えします。

成人まで待つ

バイクローンの審査の1つに「20歳以上である」という年齢についての条件があります。これは、時間がかかりますが待つしかありません。高校生、20歳未満の大学生は20歳まで待つのが審査への基本的な対処法になるでしょう。

待てない場合は、親や20歳以上の兄弟の名義で支払ってもらう(立て替えてもらう)という方法があります。

働く

年収が審査基準に足りない場合は、収入をアップさせるしかありません。一般的に、正社員になることでボーナスがもらえると考えると、フリーターなどの非正規雇用ではなく賞与のもらえる正社員として雇用されるというのが最も確実な方法です。

定職・定収入があることという審査基準についても、正社員になることで解消されます。また、正社員で一定期間勤務している実績も必要です。正社員としての雇用が決まった状態(内定を得た)だけでは審査には通りません。最低でも数カ月の勤務実態が必要となります。

店舗で買う

バイクそのものを見ないでネットで契約するような方法ではバイクローンを借りることができません。しっかりと品物を見て、品質に問題ないかを確認の上でなければ、バイクローンを借りることはできないのです。

お金を借りたのはいいものの、納車されず支払いだけ残った、では笑い話にもなりません。バイクを買うという理由でお金を貸しているのですから、きちんとバイクが納車されるまで油断は禁物です。

提出を求められた書類の不備に気を付ける

書類に不備があると信用を失います。提出する書類は不備なくきちんと丁寧に記入しましょう。記入が雑だと、人間性が雑だと思われてしまい、悪い印象を与えてしまうことがあります。丁寧に書いて提出すること、嘘をつかないことも重要です。

金融機関と個別に話し合ってみる

バイクローンに限りませんが、他のローンも交渉の余地がある場合があります。ほとんどの条件は合致しているのに1つだけ条件を満たすことができない、ということがあれば、どんな条件であればお金を借りられるのかを直接確認しましょう。

バイクローン以外の資金調達手段

店舗で買う

バイクローンが通らなくても、他にもいろいろなローンが用意されています。他の手段が使えないか検討しましょう。

カードローン

カードローンは使途が自由で審査が緩やかなのが特徴です。バイクローンが借りられないときは、1つの選択肢として検討するといいでしょう。

家族から借りる

金融機関がお金を貸してくれないときの最終手段は、家族からお金を借りることです。家族から借りる場合は基本的に無利息のため、借りた元金だけ返済すれば問題ありません。金利をつけたい場合は金利をつけて払えばいいのですが、金利を払うと、お金を貸した側は確定申告が必要になりますのでご注意ください。

バイクローンの審査が通らない場合はその他のローンも視野に入れよう

今回はバイクローンについて、そしてバイクローンの審査が通らないときの対処法についてご紹介しました。

バイクローンを利用したくても、審査が通らず困っている……というときは、バイクローンを扱う金融機関に審査の基準を聞いてみたり、他の方法での資金調達を考えてみたりするといいでしょう。

高橋 成寿
高橋 成寿

ファイナンシャルプランナー
寿FPコンサルティング株式会社 代表取締役

慶應大学卒業後、金融関係の経験を積んでファイナンシャルプランナーとして独立。2007年の開業以来、1,000世帯を超える家計相談に従事。知っておいて損は無いこと、知らないと損すること、世の中にある色々なお金の情報発信を心がけている。

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