バンクイックの審査は甘い？審査難易度から落ちる原因まで解説

銀行カードローンの中で最も人気な1つが、三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」です。

バンクイック銀行ならではの年率1.8％～14.6％という低金利で、お得に借入をすることが可能です。

しかしバンクイックへの申し込みを考えている方の中には、審査に通過できるかどうか不安という方もいらっしゃると思います。

この記事ではバンクイックの審査について、審査基準や落ちてしまう人の原因などを詳しく解説していきます。

バンクイックの審査は甘いのか？審査基準をチェック

結論から言えば、バンクイックの審査は甘くありません。それ以前に、大前提として審査が甘いカードローンというものはありません。

金融機関は利用者の返済能力を確認した上で計画的な返済が可能と判断した人にしか融資をしないため、バンクイックに関わらず誰でも借りられるカードローンはないのです。

さらに、銀行カードローンであるバンクイックはアイフルやプロミスといった消費者金融のカードローンよりも審査が厳しい傾向にあると言われています。

比較的通りやすいと言われている大手消費者金融でも、審査の通過率は約30%～40%程度です。

消費者金融名	新規成約率	対象期間
プロミス	42.2%	2022年10月～2023年7月（出典：プロミス月次データ2023年3月期、プロミス月次データ2024年3月期）
アコム	41.7%	2022年10月～2023年8月（出典：アコムマンスリーレポート2023年下期、アコムマンスリーレポート2024年3月期上期）
アイフル	32.2%	2022年10月～2023年7月（出典：アイフル月次データ2023年3月期、アイフル月次データ2024年3月期）
レイクアルサ	27.5%	2022年10月～2023年6月（出典：新生銀行データブック2023年3月期、新生銀行データブック2024年3月期）

バンクイックは審査通過率のデータを公表していませんが、上記の消費者金融よりも厳しいとなるとバンクイックの通過率も決して高くないことが分かります。

バンクイックの審査基準を確認

バンクイックの審査基準を確認するにあたって、まずは自分が申込対象者の条件に当てはまっているかを確認しておきましょう。

バンクイックのカードローン審査に申し込むことが出来るのは、現在20歳以上65歳未満の国内に住んでいる人で、原則安定した収入がある方に限られます。

また、バンクイックは三菱UFJ銀行のカードローンですが、三菱UFJ銀行グループの消費者金融であるアコムを保証会社としています。

保証会社とは、融資を受けた人が万が一返済できなくなったときに、本人の代わりに借入先の金融機関に返済を行う会社です。

カードローンの保証会社について｜三菱UFJ銀行

そのため、バンクイックの申し込みが初めてでも、以前にアコムの審査に落ちていたり金融トラブルを起こしていてアコムの保証を受けられない人は申込みができません。

審査に通過するには十分な返済能力があることが重要

バンクイックの具体的な審査基準というものは公開されていませんが、公式サイトのコラムにヒントとなる事柄が書かれています。

実はカードローン審査において重要なポイントはバンクイックに関わらず共通しており、それらを抑えれば問題なく審査に通ることが出来ます。

カードローンの審査に通るために重要なポイントは、属性スコア、信用情報、他社借入状況、総量規制対象にならないことの4点です。

これらに共通して言えることとして、バンクイックの審査に通るためには十分な返済能力があることを示すことが重要になります。

本人の属性をスコアリングして信用力を測る

バンクイックを含むカードローン会社は申込者の属性をスコアリングし、それを元に総合的に判断して申込者の信用力と判断します。

例えば年齢が高い方が所得が高いと判断されて高スコアになったり、非正規雇用よりも正社員の方が長期的に安定した収入を得ていると判断されて高スコアになります。

他にも上記のように様々な属性がスコアリングされ、総合スコアがバンクイックが定める基準を満たしていない場合には審査落ちとなります。

信用情報機関に問い合わせて問題がないかをチェックする

カードローン会社は審査において信用情報機関に問い合わせて、個人の信用情報にも問題がないかをチェックします。

個人信用情報には他社借入状況やクレジットカードの支払い履歴が記載されており、この信用情報をチェックすることで申込者の返済能力を推察することが出来ます。

もちろんバンクイックもこの信用情報の確認を行うので、過去に他社で延滞や滞納などを起こしていると審査において不利に働くことがあります。

他社借入状況から返済能力や総量規制にあたらないかを確認する

バンクイックでは、他の銀行やカードローン会社などからの借入状況をもとに申込者の返済能力を審査します。

たとえ収入が安定している方でも他社への未納や滞納があると、「この人は借りてもきちんと返済する気がない人なのかな？」と思われ、審査に落ちる可能性が高まってしまうのです。

特に銀行のおカードローンはこの返済能力について厳しく見る傾向にあるため、他社借入がある方は可能な限り返済しておきましょう。

また、他社借入状況から貸金業法が定める総量規制の対象にあたらないかも確認されます。

総量規制は貸金業者が対象なので銀行カードローンは総量規制対象外とされていますが、実際はそうではありません。

銀行カードローンは年収の3分の1以上の貸付を自主規制することで、実質的に総量規制に則った形をとっているのです。

バンクイックの審査に落ちる原因

申込み内容に問題がある

申込み内容に問題があると、バンクイックの審査に落ちる原因となります。

例えば収入額を実際より高く申告する、職業や勤務先について偽るなど、申込み時に提供する情報に虚偽がある場合は審査落ちとなります。

また、悪意がない単純な間違いも問題です。住所や連絡先、勤務先の情報入力ミスは信頼性を損ねてしまい、審査に不利に働くことがあります。

さらに、バンクイックの申込み要件を満たしていない場合も審査には通りません。

先述した通り、バンクイックの申込には20歳以上65歳未満・原則安定した収入こと・アコムの保証を受けられることという条件が含まれます。

申込み前にこれらの要件を確認し、自身が条件を満たしているかどうかを自己評価することが重要です。

安定した収入がないと判断された

バンクイックの審査において、安定した収入の有無は最も重要な判断基準の1つです。

審査過程で申込者の現在の収入状況から安定性が認められない場合、審査に落ちる可能性があります。

安定した収入とは継続的で予測可能な収入のことを指し、これには勤務形態や勤務先の経営状態なども考慮されます。

安定した収入の具体的な基準は公表されていませんが、一般的には少なくとも3カ月程度の連続した勤務歴が求められると考えられます。

また契約社員の場合、契約期間が満了すると収入が途絶える可能性があるため期間満了後の返済能力が低いと見なされることもあります。

申込みを行う際にはこれらの点を考慮し、自身の収入が安定していることを証明できるような情報を準備することが重要です。

他社借入額や件数が多い

バンクイックの審査では、申込者の他社からの借入れ状況も重要なチェックポイントの1つです。

他社からの借入れ額や件数が多い場合、これは審査落ちの要因となり得ます。

借入れが多いということはそれだけ返済出来ていないことを裏付ける要素になりますから、新たな借入れに対する返済能力に疑問が生じるのは当然です。

特に他社からの借入れ額が申込者の年収に対して3分の1を占めている場合、バンクイックの審査に通過するのは難しくなります。

また、借入額だけでなく借入件数が多いことも、返済能力に対する懸念を生じさせるため審査の際に不利に働くことがあります。

バンクイックの審査に通るには他社からの借入を減少させる、あるいは完済することが望ましいです。

過去の滞納などで信用情報に傷がある

バンクイックの審査過程で信用情報に問題がある場合、これは審査に落ちる大きな理由となります。

特に他社からの借入に関する滞納や延滞は返済能力や責任感に疑問を持たれ、新たな貸付に対するリスクを高めると判断されます。

さらに、クレジットカードの未払いや遅延も信用情報に傷が残るので、バンクイックの審査にマイナスの影響を与えることがあります。

このため、バンクイックへの申込みを考えているならまず自身の信用情報を確認し、問題があればそれを解決することが重要です。

信用情報は一定期間更新され続けるため、過去に問題があった場合でも時間とともに改善される可能性があります。

複数のローンに同時期に申込みをしている

複数のローンに同時期に申し込んでいる場合、その人の財務状況と返済能力に疑問符が付けられることがあり、審査に落ちる可能性を高める要因の1つとなります。

複数のローン申込みは、申込者が現在または近い将来、多くの返済責任を負うことを意味します。

これは特に返済能力の限界を超えるリスクを伴うため、金融機関は申込者の返済能力に対して懸念を抱くことになります。

例えば、他のローンの返済が始まると月々の収入に対する返済の比率が高くなり、経済的な圧迫を受ける可能性が高まります。

したがって、バンクイックのような金融機関にローンを申し込む際には他のローン申込みを控え、自身の返済能力に余裕を持たせることが重要です。

職場への在籍確認がとれなかった

バンクイックのローン審査過程において、職場への在籍確認は非常に重要なステップの1つです。

この在籍確認がクリアできない場合、バンクイックの審査に落ちる可能性が高くなります。

在籍確認のプロセスは申込者が現在も実際に働いており、安定した収入を得ていることを証明するために行われます。

この過程で勤務先が存在しない、または申込者の在籍が確認できない場合、借入審査には通りません。

したがってローンを申し込む際には勤務先情報を正確に提供し、在籍確認がスムーズに行われるように準備することが非常に重要です。

バンクイックの審査の流れを解説！申込や必要書類を確認しよう

バンクイックの申込方法は2パターンある

バンクイックの審査に申し込む方法は、公式サイトを通じたWEB申し込みとフリーダイヤルを通じた電話申し込みの2パターンあります。

WEB申し込みなら、申し込みから融資までWEB上で完結させることが出来るため、三菱UFJ銀行の店舗に行く必要がありません。

24時間申し込みが可能になっているので、日中店舗に行く時間がない会社員の方も安心して利用できます。

また、バンクイックではフリーダイヤル（0120-959-555）への電話から申し込みをすることも可能です。

電話で申し込みをする場合も、書類提出はWEBアップロード・郵送・FAXのいずれかになるため注意してください。

曜日	電話受付時間
平日	9:00-20:00
土曜・日曜・祝日	10:00-18:00

事前に必要書類を揃えておくとスムーズに進む

申し込むにあたりバンクイックでは本人確認書類として以下の有効書類の中から2点を提出するので、あらかじめ必要書類の確認をしておきましょう。

また、50万円を超える利用限度額をご希望の場合、収入証明書（所得証明書）として以下のいずれか1点をご用意ください。

三菱UFJ銀行の口座を持っている方で、借入希望額が50万円以内の場合は本人確認書類の提出は必要ありません。

必要書類を携帯電話やスマートフォンで撮影し、画面の指示通りにWEBアップロード・郵送・FAXのいずれかで送信すればOKです。

送信した画像がうまく撮れていなかったりぼやけていたりすると再提出を求められるので、顔や文字がしっかりと写っているかを確認してから送るようにしましょう。

バンクイックの審査の流れを解説

書類の提出が完了すると、バンクイックの審査が開始されます。審査結果はメールまたは電話で届き、通過していればお金を借りることができます。

バンクイックの審査には大きく分けて2段階があります。初めに仮審査が行われ、ここで基本的な条件の精査が行われます。

仮審査を通過した場合、次に本審査に進みます。本審査ではより詳細な返済能力の検討が行われ、このとき職場への在籍確認があります。

在籍確認は申込者が提供した職場情報の正確性を確かめるために行われ、申込者が現在も安定した収入を得ていることを確認するための重要なステップです。

このような審査プロセスを経て、バンクイックは申込者のローン契約に関する最終的な承認を下します。

無事審査に通り契約が完了すると、数日後にバンクイック専用のローンカードが郵送で自宅に届きます。

このローンカードを持って、三菱UFJ銀行orコンビニ提携ATMへ行くと、お金の借入れをすることができます。

三菱UFJ銀行の口座をお持ちの方は契約完了後に口座へ振り込みしてくれますので、お手持ちのキャッシュカードでお金を引き出しに行くことが出来ます。

バンクイックの審査時間は？即日融資は出来るのか

バンクイックは最短即日融資に対応していません。さらに言えば、バンクイックに限らず銀行カードローンで即日融資できるところはありません。

なぜなら、銀行カードローンは審査の中で義務付けられている警察庁のデータベースへの照会に最短でも1営業日を必要とするからです。

これは申し込み者が反社会的勢力と関わりを持たないことを確認するために行われています。

今すぐお金を借りるなら、最短即日融資が可能なアイフルやレイクアルサ、プロミスといった消費者金融のカードローンを利用することをおすすめいたします。

WEB申込みなら最短当日中に審査結果が出る

バンクイックでは即日融資は行っていませんが、WEB申込みを利用することで審査結果を最短で当日中に知ることが可能です。

この迅速な審査プロセスは、急ぎで資金を必要としている人にとっては大きなメリットとなります。

しかし、バンクイックの審査結果が当日中に出るかどうかは申し込みの時間や曜日によって異なるので注意が必要です。

いずれにしても、バンクイックで少しでも早く借りるにはWEB申し込みが1番です。

バンクイックのWEB申し込みはすべての手続きをネット上で完結させることが出来る上、必要書類も画像を送信するだけで提出が完了するため、スピーディで簡潔に終えることが出来るのです。

また、三菱UFJ銀行の口座をすでに持っている方は必要書類の提出もさらに少なくて済みます。

口座を持っていなくてもバンクイックへの申し込みは可能ですが、口座を持っていればよりスピーディに申し込むことが出来るでしょう。

バンクイックの審査が長引く原因

バンクイックの審査が予想以上に長引いている場合、その主な原因は申込情報や提出書類の不備にあります。

申込み時に提供する情報が不完全だったり、書類に誤りがあったりすると、審査機関はこれらの問題を解決するために追加の確認作業を行う必要があります。

例えば、住所や収入証明の書類に誤りがあるとこれらを訂正するために追加の時間が必要になります。

また、在籍確認のプロセスも審査が長引く原因の一つです。

バンクイックでは申込者が実際に申告した職場で働いているかどうかを確認するため、職場に連絡を取ります。

しかし、この在籍確認がスムーズに行われない場合、特に申込者の職場が確認に応じるのに時間を要する場合は審査プロセスの完了が遅れることがあります。