電気代が払えないとどうなる?電気料金を滞納しそうなときの対処法

電気代が払えないとどうなる?電気料金を滞納しそうなときの対処法

電気料金を滞納

電気代が払えない、電気料金を滞納しそうな場合

私たちの暮らしにおいて、電気の使用は欠かせません。もし電気がなかったら、部屋の明かりはもちろん、テレビやパソコン、エアコン、扇風機、冷蔵庫や電子レンジなど、私たちの暮らしに欠かせないアイテムを使うことができません。

毎月の使用量に応じて支払う電気料金ですが、ときどき「電気料金が支払えなくて困っているがどうしたら良いか?」とのご相談をいただくことがあります。電気は、日常生活において必要不可欠なライフラインですから、電気料金が支払えず電気が止められてしまったら大変です。

そこで今回は、電気料金を支払えないとどうなるのか、電気が止まるまでの流れや電気料金を滞納しそうなときの対処法についてご紹介します。

電気代を滞納するとどうなるの?

電気代が払えないとどうなる

電気料金が支払えない場合は、電気が止められます。しかし、支払期限を過ぎたらすぐに止められるのではなく、猶予期間があります。

電力会社から電気料金の請求書が届き、期間を過ぎても支払いがなく滞納してしまった場合、最終的に電気が止められてしまいます。

どのくらい延滞したら電気が止まるの?

支払期限は電力会社によって異なりますが、検針日の翌日から30日ほどです。この期限内に電気料金を支払うことができず、検針日からおよそ60日が過ぎた場合、電気が止められる可能性があります。

ただし、突然電気が止められることはなく、電力会社から「電気供給停止のお知らせ」といった書類が郵送で届きます。その書類に記載されている期日までに、電気料金の支払いがなかった場合は電気が止まるという流れです。

電気が止まるまでの流れを教えて!

電気料金の支払期限から数日経過

支払期限を過ぎていても、数日なら電気を止められることはありません。期限切れの振込用紙でもコンビニエンスストアなどであれば、問題なく電気料金を支払うこともできるので、延滞に気付いたら早めに支払いましょう。

電気料金の支払期限から約10日経過

支払期限を10日ほど過ぎると、「電気料金お支払いについてのお願い」といった電気料金請求ハガキが届きます。このハガキが届くほど延滞してしまうと、延滞利息がプラスされている可能性が高いのです。実際、各電力会社では延滞利息を電気料金に加える、延滞利息制度を導入しています。支払い方法に関しては、ハガキをコンビニエンスストアに持参すれば、問題なく支払えます。

電気料金の支払期限から20日経過

支払期限を20日以上過ぎると、「電気供給停止のお知らせ」が届きます。最終支払期限までに電気代の支払いがない場合、送電を停止するという内容が記載されています。

電気料金の支払期日から30日経過

最終の支払期限までに電気料金の支払いがない場合、電気が止められます。また、送電停止後も料金の滞納を続けると、契約を解除される可能性があるので気を付けましょう。

これらの電気が止まるまでの流れは、各電力会社によって対応が多少異なります。郵便物についても、電力会社によってハガキの場合と封筒の場合があり、郵便物の名称もそれぞれ変わるでしょう。また、電気が止められてしまっても、滞納していた電気料金をしっかり支払い、電話で連絡をすれば、数時間以内に電気の供給が再開します。

電気料金の滞納で延滞利息が発生するの?

延滞利息は、電気料金の支払期限から10日以内に支払えば発生しません。しかし、10日以上を過ぎると、年利10%(1日あたり約0.03%)の延滞金が課せられます。

例えば、検針日が4月1日で電気料金の支払期限が4月30日の場合、この4月30日までに支払うことができなくても、5月10日までに4月分の電気料金を支払えば延滞金はかかりません。

この場合だと、延滞利息は5月11日以降に生じます。仮に5月20日に料金を支払う場合、4月分の電気料金と延滞金(電気料金に0.03%×20日間を乗じた金額)を支払うことになるでしょう。

例えば、4月分の電気料金を5,000円とするならば、延滞金は5,000円×0.03%×20日間=30円という計算になり、電気料金と延滞利息分を合わせた5,030円を支払うことになります。

電気料金滞納による信用情報への影響は?

電気料金を滞納したことによる信用情報への影響は、料金の支払い方法により異なります。

電気料金の支払い方法は、「口座自動引き落とし」「振込用紙」「クレジットカード決済」の3つです。

このうち、口座引き落としと振込用紙での支払い方法については、電気料金を滞納して何度も督促状が届いたとしても、信用情報に影響が出ることはないでしょう。しかし、電気料金をクレジットカード決済していて、カード会社からの請求金額が口座から引き落とせなかったとき、その記録が信用情報に残ります。もちろん、請求日を過ぎてもすぐに振り込めば、電気料金に関して問題はないでしょう。

しかし、請求日に口座の残高がなくて引き落としができなった、という情報はカード会社側に残るため、電気料金の滞納ではなくカード会社への支払いの停滞が原因で、信用情報に影響が出る恐れがあります。

電気が止まるとこんなことに困る!

電気が止まったときに困ること

私たちの暮らしに欠かせない電気ですが、料金の支払いを滞納すると、電気が止められてしまいます。

実際に電気が止まると、その後の生活はどうなるのでしょうか。具体的な状況をイメージしながら、一緒に確認していきましょう。

暗い部屋で生活しなくちゃいけない

電気が止められて夜になると、当然ですが部屋は暗くなります。テレビやパソコンも使えないので、本当に大変です。懐中電灯やろうそくを灯すなどの方法もありますが、十分な明かりが確保できません。部屋を移動するにも、トイレに行くにも手探り状態になるでしょう。

また、懐中電灯の電池やろうそくが切れると、真っ暗で何も見えなくなり、その状態でむやみに移動すると、物にぶつかってケガをする恐れがあります。

エアコンが使えず過酷な環境

電気が止まると、エアコンが使えません。エアコンだけではなく、扇風機やヒーター、ホットカーペットなども使えませんので、夏は暑く冬は凍えるほど寒い中、暮らすことになります。また、ガス給湯器も電気が止まると動かなくなるので、お湯が出なくなり、お風呂やシャワーもすべて水になってしまいます。

冷蔵庫が止まるので冷蔵庫内の食べ物が腐る

電気が止められると冷蔵庫が冷えなくなります。冷蔵庫を開けなければ、しばらく冷気を保つことができるかもしれませんが、食べ物を取り出そうと冷蔵庫の扉を開けると、一気に冷気が放出されます。冷凍庫の氷が溶けたり、冷蔵庫の中の食べ物は腐り始めたり、もしかしたら異臭を放つこともあるでしょう。

レンジや炊飯器が使えないので炊事に困る

食事の準備をするにも、電気は欠かせません。しかし、電気が止められると、電子レンジや電気ケトル、炊飯器、換気扇、IHコンロなど炊事に使うたくさんのアイテムが使えなくなります。また、コンビニエンスストアなどでお弁当を買っても、家で温めることはできません。

携帯電話・スマートフォンの充電ができない

今や、携帯電話やスマートフォンがないと生活できない、という人も多いでしょう。電気が止められてしまうと、携帯電話やスマートフォンの充電ができなくなります。自宅で充電できなくても、会社やカフェなどで充電できるかもしれませんが、限界があるでしょう。また、バッテリーが切れたら当然、友人や家族、会社への電話もメールもすべてできなくなります。

テレビ・パソコン・ゲーム機が使えない

電気が止められるとテレビ、パソコン、ゲーム機なども使えません。テレビやパソコンで情報を得ることも、ゲームでストレスと発散することもできませんので、家で時間を潰すにも退屈してしまうでしょう。代わりに本や漫画を読むにしても、日中は良いですが夜になって部屋が暗くなれば読むのが困難です。

電気料金を滞納しそうなときの対処法

電気料金を滞納しそうなときの対処法

先ほどお伝えした通り、電気が止められるとその後の生活はとても大変です。そのため、電気が止められる前に電気料金はしっかり払ったほうが良いでしょう。

では、電気料金を滞納してしまいそうなときに、どのようにお金を準備したら良いのかをご紹介します。

親や友人などにお金を借りて支払う

親や友人などにお金を借りて支払う

電気代を支払うためには、お金をどこからか調達しなければなりません。そこでまずは、親や友人にお金を借りられないか考えてみましょう。

運良く親や友人からお金を借りられたとしても、必ず理由を聞かれますし「電気料金を滞納してしまった」とは、言い出しにくい方もいると思います。また、一度だけではなく何度も繰り返し頼ってしまうと、友人からは嫌がられたり、信頼関係が失われたりする可能性も否めません。たとえ親や親しい友人相手でも、借りたお金は早く返さないと、親子・友人関係に亀裂が入ります。

生活福祉資金貸付など公的な制度でお金を借りて支払う

公的な制度でお金を借りて支払う

「所得が少なくて生活が苦しい」という人がお金を借りられる、生活福祉資金貸付制度をご存じでしょうか。借りられる金額は種類によって異なりますが、金利は無利子~3.0%、連帯保証人がいればほとんどの資金が無利子で借りられます。

この制度は、お金を借りたい人がお住まいの市区町村に相談し、社会福祉協議会で貸し付けの審査が行われます。公的制度なので審査に時間を要すため、余裕を持って申請しないと結果を待っている間に電気が止められてしまうかもしれません。また、限度額いっぱいに借りられるわけではなく、審査が通らない場合もあります。

もともとこの制度は、生活保護世帯など、一般的な金融機関でお金を借りられない困窮者の自立を支援するため、あるいは身体障害者や高齢者、失業者の生活を支援するためのものです。よって、定職に就かれている方の借り入れは難しいでしょう。

カードローンでお金を借りて支払う

カードローンでお金を借りて支払う

「借金」「ローン」という言葉を聞くと、何となく怖いような、後ろめたいような、返済に苦しみそうなイメージを持たれる方もいるでしょう。しかし、「借り入れ」や「ローン」は決して悪いものではなく、必要に応じて上手に利用することをおすすめします。

ローン会社によって違いはありますが、30分程度の簡単な審査でお金が借りられるローンも存在するほど。金利は年利2%~18%程度ですが、借りた日数だけ利息がつくので、借入期間が短ければ、利息はそこまで大きくなりません。

例えば、10万円を金利15%で1週間借りた場合の利息を計算すると、10万円×0.15%÷365日×7日=288円です。

電気代が払えなくて電気を止められてしまったら

電気を止められてしまったら

すぐにお金を準備し、滞納している電気料金を支払いましょう。支払いが遅くなるほど、延滞金が増えていきますので、支払えるならできるだけ早いほうが良いでしょう。また、料金を支払ったら、すぐに電力会社に連絡し、電気復旧のお願いをしてください。電力会社は24時間年中無休で対応してくれます。

電気の供給が再開するのは、お住まいの地域や電力会社にもよりますが、30分から2時間程度です。

電気代が払えないときはカードローンで計画的な借り入れを

今回は、電気料金を支払えないとどうなるのか、電気が止まるまでの流れや電気料金を滞納しそうなときの対処法についてご紹介しました。

電気料金は支払わずに滞納していると、最終的に電気が止められてしまいます。電気が止められると家の中が暗くなるだけではなく、冷蔵庫が冷えなくなったり、お風呂のお湯が出なくなったりなど、生活が困難します。テレビなどの電化製品が使えないため、ほとんどの娯楽を奪われてしまいます。それほど、私たちの生活に電気は大切な存在です。

万が一、電気が止められてしまっても、延滞分の料金をすべて支払ってから電力会社に連絡すれば、電気の供給を再開させることができます。もちろん、電気料金を滞納しないことが一番ですが、日常生活の中で、収入と支出に変動があるのは仕方がないことです。

一時的に電気料金を支払うことができないというケースもあると思います。その対処方法としていくつかご紹介しましたが、中でもカードローンは手軽にお金を借りられる方法です。ただし、無計画な借り入れは返済が大きくなり、負担となるため、カード会社の規約をしっかり読み、計画的な返済プランを立ててから利用することをおすすめします。

富田 浩司
富田 浩司

ファイナンシャルプランナー AFP/富田FP事務所 代表

ゴールドマン・サックスでの勤務経験のある独立系ファイナンシャルプランナー。
防衛省陸上自衛隊、国内大手電気会社、外資系証券会社、独立系コンサルタントの経験を経て、2007年(株)フォーチュンフィールドを設立。富田FP事務所所長として、資産運用や家計の見直しセミナー、コンサルティング業務、マネー情報に関する執筆活動を行っている。設立から12年、「家計と企業財務の健康促進パートナー」をモットーに顧客の資産形成および収支改善に向けアドバイスを行っている。
著書:『子育てママのためのお金の教室 実況中継』、『「稼ぐFP」の作り方:ネット社会を生き抜く新しいFP戦略とは』

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